考え方を考える、という考え方

子供に何か教えようとするときの話
素直な子なら○○しなさいと言えばそれだけでできるようになるだろう
でも、なぜ○○するのか、きちんと理由を教えてあげたい
言われたからそのとおりにしてます
というだけでは他人の考えにコントロールされているだけ
自分から行動できるようになったわけではないから
しかしただ理由を教えるだけでは足りない気がする

食事中にテレビのほうを見ながら食べててごはんをこぼす
よそ見しながら食べるとこぼしちゃうから、ちゃんと手元を見て食べようね
と教えてあげて、ちゃんとわかってそのとおりにできるようになったとする
事象と理由と対処のデータベースはできていくだろうが
それだけでは他人に与えられたものを貯めているだけっぽい感じ

自分で考えて○○できるようになってもらいたい
自分で問題を見つけ、理由や対策を自分で考えて行動できるようになってほしい

そのためにはどんな考え方を身につければよいのかと考えて気がついた
「どんな考え方を身につければよいのか」と考えるような人になってほしいんだ
どう考えるのがよいか考える、という考え方
それができれば森羅万象どんなことに対しても考えを深めていくことができるだろう

この人がこんなことをした
この人はどう考えてこうしたのか
この人がそういう考えをしたのはどういう思考が背景にあるのか

しかし小さい子にはまだそういった考え方は難しいだろう
何歳ぐらいになれば理解できるようになるだろうか
相当抽象的だし、下手すりゃ一生そんなこと考えもしない人だっていそうだ
この間書いたけど、何かが身につくにはタイミングってのがあると思う

導いていくにはどうすればいいだろうか
自分はこう考えたんだよ、といったことを説明していくのがよいのか
それはなぜ?と考えることを促すのがよいのか
ただ本人に任せて見守ってる以外にできることはあるのか
逆に周りはあれこれ助けてあげないでただ見守っているのがよいのか